この展覧会は終了しました。
山口蓬春記念館 平成28年度 初冬収蔵品展
山口蓬春を魅了した花と鳥の世界
2016年10月22日(土)~12月25日(日)
この展覧会は終了しました。
花や鳥などを描いた作品は、太古の昔から現代まで世の中でみられ、特に東洋では一般的に花鳥画として知られています。そして多くの作例は時代を越えて人々を魅了し続けています。山口蓬春(1893-1971)は、その伝統的な花鳥画をよく学び、新日本画創造に邁進し続けた日本画家です。蓬春は著書の中で「自分は新しい日本画を創作するのだから、過去の日本画はかえり見る必要は無い、と言うような考えは、浅はかな考え方である。」 (『新日本画の技法』昭和26年、美術出版社) と述べています。蓬春は古名画の類を機会あるごとに観るだけでなく、それらを模写し、またその優れた審美眼によって古画の蒐集も行っていました。新日本画の先駆者としての蓬春、それを支え続けたのは古今東西の美術に対する研究そのものだったのではないでしょうか。
本展覧会では、蓬春の作品や蒐集した古画を通じて、時代を超越した花鳥画の魅力に迫ります。
邊景昭 《蓮》 中国・明時代(14-15世紀) [後期のみ]
邊景昭《蓮》中国・明時代(14-15世紀)[後期のみ] |
《翡翠》 中国・明時代(16世紀) [後期のみ]
《翡翠》中国・明時代(16世紀)[後期のみ] |
《鳩梅図》 中国・明時代(16-17世紀) [前期のみ]
《鳩梅図》中国・明時代(16-17世紀) [前期のみ] |
狩野探幽 模写《趙昌筆 瓜虫図》 江戸時代(17世紀) [前期のみ]
狩野探幽 模写《趙昌筆 瓜虫図》江戸時代(17世紀) [前期のみ] |
山口蓬春 《飛潭》 昭和3-4年(1928-29) [前期のみ]
山口蓬春《飛潭》昭和3-4年(1928-29)[前期のみ] |
山口蓬春 《首夏》 昭和4-5年(1929-30) [後期のみ]
山口蓬春《首夏》昭和4-5年(1929-30) [後期のみ] |
山口蓬春 《立葵》 昭和8年(1933)頃 [後期のみ]
山口蓬春《立葵》昭和8年(1933)頃 [後期のみ] |
山口蓬春 《溪》 昭和10年(1935)頃 [前期のみ]
山口蓬春《溪》昭和10年(1935)頃 [前期のみ] |
山口蓬春 《果子図》 昭和24年(1949) [後期のみ]
山口蓬春《果子図》昭和24年(1949) [後期のみ] |